省エネ(省電力)情報
優秀省エネルギー機器 日刊工業新聞社賞受賞
オーダーメイド型高効率ターボ送風機 (POWER SAVING FAN NTシリーズ)

 

優秀省エネルギーロゴ財団法人日本機械工業連合会より平成21年度優秀省エネルギー機器 日刊工業新聞社賞を受賞しました。この制度は、優秀な省エネルギー機器を開発して実用に供することにより、エネルギーの効率的利用の推進に貢献していると認められる者及び企業その他の団体を表彰するものです。
送風機の電力は、工場で使用される全電力の20〜60%を占めると言われています。送風機消費電力を削減できれば、大きな省エネになることに着目し、仕様条件に合わせて1台ずつ製造するオーダーメイド型高効率ターボ送風機を開発しました。独自のインペラ形状と最適化設計により、既設と同じ性能(風量・風圧)で稼動しても軸動力が低減し、既設送風機を高効率型に置き換えることで、約10〜30%の電力を削減することができます。
このように省エネ効果があること、独自の技術開発であること、入れ替えのみの工事費ですむため経済的であることなどが評価され受賞に至りました。
今後も一層の効率向上に努め、基幹産業の省エネルギー化に貢献していく所存です。

財団法人日本機械工業連合会 受賞機器一覧

表彰写真1

表彰写真2

2010.2.5日刊工業新聞

日中省エネルギー・環境総合フォーラムにて
合弁会社設立による事業協力合意の調印を行いました。

  調印写真2009年11月8日、北京で開催された「第4回日中省エネルギー・環境総合フォーラム」にて、当社と河北省冀東水泥集団有限責任公司(以下冀東水泥 )との合弁企業、唐山盾石(NKG)プロジェクトの事業協力合意における調印を行いました。 日本からは直嶋正行経済産業大臣、中国政府からは李克強副首相をはじめとする政府や企業の関係者、約1000人が出席。当社を含め、過去最多となる42事業の環境協力事業に合意しました。
表紙
NKG頁

経済産業省 News Release 2009年11月8日 
第4回日中省エネルギー・環境総合フォーラムにおける日中間の協力合意事項について
全頁PDFデータ

第6回 製造業環境・エネルギー対策展、
ECO-MAnufacture2009 に出展いたします。
  東京ビッグサイトで開催される製造業環境・エネルギー対策展、ECO-Manufacture2009 に出展いたします。ファン、ブロワによる省エネに興味をお持ちの皆様、ぜひこの機会にお立ち寄りください。


  会場 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
  会期 2009年11月18日(木)〜20日(金)
  当社ブース 東1ホール 1C-05

ECO-Manufacture2009
某非鉄金属精錬所 排気用ファン更新による省エネ事例
[2009.2.16]
  非鉄金属精錬炉の排気用ファンを更新しました。
その結果、下記の省エネ効果を得ることができました。

省エネ効果
  既設ファン → NKG置換え後
  既設ファン   NKG置換え後
[削減金額]

入力差27kW×24時間/日×24日/月×15円/kW・時=233,000円/月の削減

■1年間のラニングコスト
233,000円/月×12ヶ月≒2,800,000円

■3年間のランニングコスト
233,000円/月×36ヶ月≒8,400,000円

■10年間のラニングコスト
233,000円/月×120ヶ月≒28,000,000円
ファンを更新する場合は、イニシャルコストと合わせてラニングコストを検討することがコスト削減のポイントになります。
本件ではファンの更新に合わせて周辺ダクト工事を含めてリースしていますが、7年リースで月額約14万円程度です。したがって、毎月の削減金額がおよそ233,000円であることから元手なしに毎月93,000円儲かることになります。
「平成20年度省エネルギー優秀事例全国大会」にて
当社ファン置換えによる省エネ事例が紹介されました。
  去る9月24日〜26日の3日間、(財)省エネルギーセンター主催による平成20年度省エネルギー優秀事例全国が行われました。この大会において、新日本石油精製(株)根岸製油所に納入した当社高効率ファン置換えによる省エネ化が紹介されました。


  主催 経済産業省委託事業 (財)省エネルギーセンター
  実施日 平成20年9月26日(金)
  場所 東京都港区 発明会館ホール
  件名 発表No,38 動力設備 回転機器の省エネルギー
  発表者 新日本石油精製(株)根岸製油所
計画グループ 高井正敏

以下に「省エネルギー実施事例発表」のレポートを掲載いたします。
(※ファン主要部分抜粋)
※図ー1のグラフは、画像をクリックするとPDFでご覧いただけます。
   
製紙会社石灰キルン用排気ファンの省エネ化
  製紙業の省エネルギー対策として、高効率設備や廃熱回収技術が導入されつつあります。中でも、木材パルプで最も多く生産されているクラフトパルプ製造工程では、薬品回収・エネルギー再生に欠かせない石灰キルン設備の高効率化が重要です。
石灰キルンの能力はキルン用排気ファンの能力により生産が決まります。現在、多くの石灰キルンプラントでは稼動より20年以上を経過している、プレート形の低効率ファンが使われています。 当社では大王製紙株式会社の石灰キルンを使った苛性化工程の省エネ対策として既設排気ファンの羽根車の形状に着目し、最も採算性のよい適正な特殊ターボ形高効率ファンを提案。その結果、下記のような省エネ効果を得ることができました。
  ■FAN更新実績   ■石灰キルン用排気ファン(自由側)
  FAN更新実績
  石灰キルン用排気ファン
  ■騒音値    
  騒音値
   
  現状の稼動データを基に当社高効率ファンに置換えた結果、216kWの省電力効果が得られました。また既設ファンの周りでは会話が困難な95dB程度の騒音値でしたが、置き換え後は85dB程度と減音効果も得られました。
NKGでは今後とも各種プラントに最適な高効率ファンを提案していきます。
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