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人事メッセージ

学生のみなさんには、産業用送風機というものは馴染みがなく、「一体何だろう」と思われるでしょう。まずは、そこからお話しなければなりません。

当たり前の事ですが、私たちの身の回りにある製品は地球上で作られています。その地球は、土地と水、そして空気と、大きく分けてこの3つで出来ています。何か製品を作る場合は、先ず、土地の上に工場を建てて、そして水と空気の力を使うわけです。基幹産業の製造の基本は、土地=工場、水=ポンプ、空気=送風機です。これが無いと物が造れません。

例えば、鉄鋼プラントの場合、コークスを燃やし、高炉で原料となる鉄鉱石を溶かすわけですが、その時使用されるのが、酸素濃度99%の純酸素ブロアーという送風機。これがなければ、コークスを高温で燃やすことができません。食品工業では、ドライミルクを造るのにも送風機が使われています。牛乳をシャワー状に噴出させ、そこに送風機から高温の気体を当てると、瞬間的に牛乳の水分だけが蒸発し、ドライミルクの成分だけが粉になって落ちるわけです。同じ方法で、カップラーメンのスープパウダーも造られます。このように、もの造りのあらゆる現場で、産業用送風機は重要な役割を果たしているのです。

私が送風機と出会ったのは50年前になりますが、最初は機械の中で何が起きているのか構造が分からなかった。気体が流動している様子は外からは見えませんから、ブラックボックスのようなものですね。音を聞きながらこの中身を想像したり、試行錯誤をしながら研究・開発していくわけですが、この感覚がたまらない(笑)。

世の中には、目に見えるものしか信じない人と、見えないものに楽しさを感じる人の2種類いますが、技術者もこの2つに分けることができます。ただし、後者は本当に少数です。例えば、高効率の送風機を売り込みに行ったとする。当然、中の働きは見えないわけです。そうすると、「見えるように説明してくれ」といわれるのですが、そんなことできるわけがない(笑)。

この見えない部分に想像力を働かせて、創意工夫できる人は、きっと送風機開発に向いていると思いますよ。それから、「設計」というと、同じものを同じ方法でやり続けるというイメージがあるかもしれませんが、それは違います。当社の製品は、オーダーメイドだから1つとして同じものはありません。毎回、新しいアイデア、改善、改良が必要です。

機械設計でいうと、送風機は高速回転機というものに分類されます。これは生き物に近いものがあって、ちょっと失敗すると、すぐ暴れてしまう。中で回転しているインペラ(羽根車)の速度は秒速250メートル。これはジェット旅客機が、時速約900キロメートルで飛行している時の速度に相当します。送風機自体は動きまわりませんが、実際はF1マシーンやジェット機の設計をするのと同じくらい精密で楽しいものです!

NKGに入社すると、実際に送風機に触れることができます。工場に行けば、試運転でブンブン回っています。近くにいると、身体に沁み入るように、この本質に近付いていくんですね。時間はかかりますが、次第にその面白さが分かってくるはずです。

新聞の株式欄を見てみると、その8割は製造メーカー。送風機は、その全ての工場に必要とされている機械です。その中でもNKGがお付き合いさせていただいているのは、一流大手企業ばかりです。

国内の送風機市場は約100億円と言われています。その中で、送風機を製造している企業は10社程度ですが、オーダーメイドを行っているのは当社だけです。省エネルギー時代ですから、お客様はまず電力削減を要求してきます。この要求に応える高効率送風機を造ることができ、なおかつ配管や土台をそのまま活かす置換え技術をもっているのも、世界中探してもおそらく当社だけでしょう。

省エネ、そしてCO2削減に応えられる技術を持っている当社なら、数年後には名実共に国内市場NO,1となることができるはずです。

現在、世界的に景気が低迷しており、当社も例に漏れずその影響を受けています。
しかし、それを理由にしてはいられません。今後V字回復するために、現状の社員と協力し合える優秀な人材が欲しいし、活躍出来るように育てていきたいですね。

また、お客様は基幹産業を支える大手企業で、担当者は部長クラス。そういった方たちと丁々発止のやり取りが必要になってきますから、スキルアップの場も、活躍の場も十分あります。

もちろん、フィールドは国内だけではありません。東南アジアは言うに及ばず、中東や北欧などでもNKGの送風機は認められ、オファーが届いています。語学が堪能な方なら、世界のプラントで活躍できます。

省エネやCO2削減が世界共通の課題とされる中、これから私たちのフィールドはもっともっと広がるでしょう。現状に満足せず、常に前向きな姿勢で仕事に取り組んでくれる方とお会いできる日を、今から楽しみにしています。

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